認知行動療法
<知るだけでは「再学習」にはならない> 認知行動療法における「再学習」とは、単に頭で理解することではありません。 さまざまな本を読んだりセミナーを受けてみたものの、「その時には分かったつもりになったけれど、実際には自分のスキーマや習慣化した…
認知行動療法には「セルフ・モニタリング(自己観察)」というスキルがあります。 このスキルを使うと、何らかの出来事をめぐって自分が経験する「認知」「感情」「身体」「行動」を観察し、自分の習慣化したパターンを可視化することができます。 「観察でき…
アーロン・ベックは、何らかの出来事が起こる→「体系的な推論の誤り」が起動→「自動思考」が頭に浮かぶ→落ち込む、というプロセスで、個人がうつ状態に陥ることを、以下の認知モデルで説明しました。 「自動思考」は、瞬間的に頭に浮かび、自分にとっては「…
<自動思考>って何? この”友だちが時計をちらっと見た”エピソードで、前者の頭に浮かんだ考え(「私と話していても退屈なんだ」)のように、ある状況で「自動的に、瞬間的に頭の中に湧き起こってくる考え」を「自動思考」といいます。 「自動思考」は、自…
私たちは頭で考え、心で感じ、体を使って行動し、毎日を生きています。 認知行動療法は、人の「認知」「感情」「行動」「身体」という、互いに影響し合う一連のシステムに注目し、介入することで、変化を起こすことを目的とした心理療法です。 自己イメージ…