子育て
これまでみてきたように、親と子どもの愛着関係のかたちが、その人の世界観、自己イメージを形成し、その後の思考や行動のパターン、対人関係、親密関係のひな形になります。 ですから、子どもにとって親(特定の養育者)との愛着関係がとても重要であること…
<愛着関係と子どもの心身の発達> 自分にとって最重要な他者である親(養育者)が、自分の欲求に一貫して応えてくれる経験によって、子どもは何を得るのでしょう。そして、愛着関係は、子どもの心身の発達にどうかかわっているのでしょう。 まずは、他者を…
愛着とは、「特定の対象との情緒的な絆」のことです。それは、親(養育者)と子どもの相互関係によって形成される適応のかたちで、それ自体が人を動かす基本的な欲求です。 人とかかわり、親しさや安心感、安全を求め、呼びかけ合い応答し合うという関係性は…
これをしていると楽しい、ここにいると安心する、あの人のそばにいるとイライラする…感情は、自分にとってその状況がどういうものかを教えてくれます。 たとえば、「怖い」という感情、「怒り」という感情がなかったら…私たちは危険な状況、理不尽な状況から…
子どもの頃の親との関係が「ここからは私の領域」という感覚の土台を作ります。 親が子どもの欲求や感情を否定せずに受けとめていくことによって、子どもは「自分なりの感情や欲求を持つことは許されている」「親の期待通りの自分でなくても、親にノーと言っ…